ブログ

組織のカルチャー変革

早いものでもう10月も終盤に
さしかかってきました。

週末は近所のお子様たちが
商店街のハロウィンイベントに
参加していて楽しそうだなと
思いました。


さて、組織のカルチャー、
風土、平たくいえば、「場」。
会社でいうと、社風と言われ
ますが、そもそもこれらは
何なのでしょうか?

これらは、言い換えれば、
コンフォートゾーンです。

一人一人、個人には
マインド(脳と心)があって、
目には見えませんが、
その意識状態が
コンフォートゾーンです。

人が集まれば、その集団に
おけるコンフォートゾーンが
出来上がります。

個々人、各々が場の形成に
何らかしらの影響を与えていますが、
影響度が強い個人のマインドも
弱いマインドもあります。


人の集まりである
組織集団においては集団が
作り出す意識状態が形成されます。
この「場」の影響力、
つまりはコンフォートゾーンの
影響力はとても強いものです。

このコンフォートゾーンが、
組織の力を左右しています。
個人の集まりが組織ですが、
その個人の力の総和が必ずしも
組織の力の総和とはなりません。

組織力が個人の力の総和の
単純な足し算よりも
大きくなるのか、小さくなるのか?
これは、コンフォートゾーンに
関わっています。

コンフォートゾーンが
組織のパフォーマンスを
左右しているのです。


コンフォートゾーンを
作っていくこと、
より高いところに変化させていくこと、
つまりは、それがカルチャー醸成、
カルチャー変革です。

人のマインドに
働きかけることなしに
カルチャーの変革はできません。
これにおいて、コーチングに
勝る手法はないと自負しています。

コーチングでカルチャー変革?
ということにピンとこない方も
いらっしゃいます。
組織のカルチャーは人が作り、
その人のマインドの仕組みが
ハイパフォーマンスの秘訣
なのです。

コーチと名乗っても
理解いただけないこともあるので
最近は自身を人財育成、組織開発の
専門家(コンサルタント)と
呼ぶこともあります。
厳密にやっていることは
コーチングであり、コンサルでは
ないのですが、話を聞いて
いただくことがまず第一だと
思って割り切っています。
というのは、余談です。

いくら制度があっても、
いくら戦略があっても、
全ての土台になっているのは
集団のマインド、つまりは
コンフォートゾーンなのです。

この土台なしにしては、
砂山の上にお城が建たないのと同じで、
高いパフォーマンスは望めないのです。


マインド、コンフォートゾーン
と言っても、ではつまりは何か
といえば、大切なのは、
個人の場合と同じ、
ゴールなのです。

いわゆる企業のビジョン、
日本語では理念というものです。

ビジネスの世界では、
Vision = Mission +/x Values
と言います。

理念は、使命と価値観から
成り立っている。

これについては、今日は
深くは話しませんが、
ビジョン、理念はつまりは
ゴールであります。


理念、ビジョンは多くの組織に
存在するでしょう。それが
企業であれば、存在しないところは
ないのではないでしょうか?

でも、ただ掲げただけのものでは
意味がありません。

社員一人一人の心の奥に
根ざしているか。
浸透しているか?

つまりは、額縁に入れてあったり、
壁に書いてあるだけ、
また時々唱和するだけではなくて、

心の奥底に常にあって、
日々立ち返る場となっているか?
ということが大事です。


高い、大きなゴールがあるから、
人はエネルギーをもらえる。
心から賛同できるゴールだからこそ、
そこにいるメンバーは、
この組織で自らの意思で働いている。
内的動機、自主性が生まれ
この組織で働きたい!貢献したい!
という思いが湧き出てくる。

自分を生かしたい。
この組織のために貢献することが、
この組織を通して、社会の繁栄に
繋がるという想いがあるから、
やっていける。

そう、人の心の奥底にある、
DNAに刻まれた根源の願いは、
自分も含めた人々の幸福、
社会の繁栄、
世界の発展なのです。

どこまでその組織が
本気でそこを目指せるか?

それをコミットしたのが、
生きたビジョン、
理念であり、それを
本気で目指せる企業が
これからの社会のリーダーであり、
これからの社会で生き残って
いくためには、いや、
成幸のためには、
必須なのです。

世で発展している組織は
必ずと言っていいほど、
これを実現しています。

もしなければ、短期的な
経済的な成功は可能かも
しれませんが、永続的な
発展は望めないでしょう。


ゴールがコンフォートゾーンを作る。
つまり、ゴールがカルチャーを
作るのです。

たとえまだ今はゴールに
たどり着いて
いなかったとしても、
すでにゴールの世界にいるかの
ように活動する。

すると自然に
コンフォートゾーンが変わる。
カルチャーが変わる。

まずは、高いゴールを持つ。
それを隅々まで浸透させる。
この取り組みの中で、
カルチャーが醸成されていくのです。

今の自分たちではなく、
未来の自分たち。どこへいきたいかを
見続けるのです。


人は変われないから、
外から人を採用することで、
組織変革を起こすという企業も
あります。それも一つの手です。

それでも大事なのは、
この組織をどこへ持っていきたいか?
ゴールに合わせて、人を採用する。
ゴールに合わせたカルチャーを
作っていく。


高いゴールを持った組織は、
それを根付かせようと
取り組む組織は本当に強いです。

その構成メンバーから
満ち溢れる情熱と
エネルギーが溢れ出ている。
どんどん創造力が発揮されて、
進化していく。


社会はどんどん進化している。
逆に高いゴールを見れない組織、
つまりは、これまでのやり方に
固執して足踏みしていては、
いつの間にか、周りの景色に
追い抜かれて、
気づいたら淘汰の道を
だどることにもなる。

脅かすわけでも、
否定するわけでも
ないのです。
善いも、悪いもない。

しかし、これは
言わせてください。

たとえ企業であれ、
目先の営利目的、
経済活動を営むことだけが
組織ではありません。
組織は社会活動をしているのです。


これが最新の人の脳に基づく
科学的に基づいた成功する
組織のあり方です。

耳の痛い話かもしれません。
こんな話をすると失笑される方も
います。それでもいいです。
すべての人が受け入れてくれるとは
思っていません。

でも、できることならこの仕組みを
知った組織がどんどん増えて、
自分たちも変革しよう、
という動きが加速すれば
良いなと日々考えています。

そんな組織をサポートすることが
私の喜びですし、使命だと
思っています。


変化にコミットすること。
簡単なことではないです。
でも、組織のリーダーが本気に
なれば、必ず実現します。

私にお手伝いができれば幸いです。


今日もみなさまに
愛と感謝を込めて。

慶子

【ご案内】
リーダーシップ研修、
パーソナルコーチング、
エグゼクティブコーチング、
パフォーマンスアップコーチングなどの
ご依頼、お問い合わせはお気軽にこちらにどうぞ。