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どんな感情も所有者は私

11月も後半に差し掛かり、
冬の気配が近づいてきています。
今日は、快晴のお天気、とても
気持ちがいいですね。

さて、今日は感情について
お話していきたいと思います。

どんな感情も所有者は私。
と言うタイトルをつけました。

当たり前のことですが、
感情というものの性質を
理解する上では大事なことなので、
取り上げていきます。


人間なので時に感情が
暴れることがあっても
自然です。

いつも書いていますが、
感情を無理やり押し込めようと
したり、無理やり変換することは
かえって悪影響を及ぼす
こともあります。

そして、ネガティブな感情の
前兆である、
何だかもやもやっとする
違和感などは、
自分の本心、本音を
気づかせてくれる
大事なヒントになり得ます。

ネガティブが発生した。
その時点で、自分の感情を
冷静に見つめて、理解して、
手放すことができることが
重要ですが、
そのまま放置しておくと、
ネガティブスパイラルとなり、
どんどんと大きく膨れ上がって
制御不能になります。

人の記憶は短期記憶と
長期記憶に分かれます。
人の自我、信念の世界を
形成していくのは、
長期記憶です。

ネガティブな感情は
長期記憶に移行する前に、
なるべく早めに
処理したいものです。


潜在意識は主語を持たない。
と言います。

誰か他人のことで、
イライラしたり、
感情的になったりする時、
主語は自分以外の人です。

しかし、たとえそのネガティブな
対象が外にあったとしても、
その感情自体は自分自身に
向けられているのだよ、
ということです。

え?それってどういうこと?
他人の悪口を言うと、
自分の悪口を言っている
ってこと?

初めてこの話を聞いた時
私も少々混乱したものです。


自分以外の何か(誰か)に対して
ネガティブな(否定的な)
感情を持つ時、
それはたとえ対象が自分以外で
あったとしても、その感情自体は
自分の内側で起こっています。

自分の感情の持ち主は常に自分です。
対象がなんであろうと
関係ないのです。
そのネガティブな感情は、
直接自分自身を攻撃してきます。

感情が揺れて、
冷静で客観的な思考を
保てなくなる。

脳から発するネガティブな感情、
ホルモンが全身を駆け巡って、
身体にも悪影響を及ぼすのです。

否定のエネルギーというのは
ものすごい破壊力を
持っているのです。

百害あって一利なしなのです。


感情のスパイラルが
押し寄せてくる時、
この仕組みを知った上で、
「この感情持っていて、
私にとって何か得なことは
あるだろうか?」
と自分に問いかけると、
冷静さを取り戻すのに
役に立ちます。

そう、ネガティブな
感情があってもいいのですが、
それが増大した
ネガティブエネルギーは、
自分の望む人生を生きる
ためには、不要なのです。


何かに対して、反対の意見を言う。
価値観、意見の違いについて
話すことは、全く構わないのです。

でも、それを伝える時の自分の
感情の状態については、
しっかりとウォッチしてあげる
必要があります。

ネガティブな感情に
スイッチが入ってしまうと、
いつの間にか、
意見の違いについて話して
いるのではなくて、
その意見の所有者自体を
否定したように自分自身も、
そして相手も捉える事に
なりかねないのです。

そして相手を否定したとしても、
そこにネガティブな
エネルギーを伴うのであれば、
自分を否定しているのと
同じこと。対象は自分自身なのです。

徐々に弁論がヒートアップして
感情論になると言うシーンは
珍しいものではないですよね。


目指しているゴールの世界がある。
たとえば、平和を求める、
幸せを求める。
でもその時に、今その理想の
状態がない事に対して
健全な不満だけではなくて、
怒りや憎悪が伴うことは、
とても危険だな、
と思うことがあります。


たとえどんな対象が
外にあろうと、自分の中で
収まりが効かないネガティブな
感情が湧き上がる時は、
自分にとってマイナスな
作用があることは常に
肝に命じておく必要があります。

ゴールの実現のために有効なのは、
リラックスしていて、
ポジティブな感情です。

ネガティブな感情は私たちから
冷静さを奪うだけではなくて、
ゴールの達成から遠ざけるのです。

感情の責任者は自分自身。


私自身もまだまだ完璧では
ありませんが、脳の仕組み、
感情のカラクリを理解してからは、
ずっと上手に取り扱えるように
なりました。

感情を上手に扱うことが
できれば見えてくる世界が
ガラッと変わります。

何かお手伝いできることが
あればご連絡ください。


今日もみなさまに
愛と感謝を込めて。

慶子

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