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新時代のリーダーシップ:一人一人がリーダー

今日の東京は気持ち良いお天気です。

洗濯物がカラッと乾いて、
お布団もふかふかになり嬉しいです。
 
昨日から連休という方も、今日は出勤という方も
いらっしゃるかも知れませんね。
 
 
さて、今日はまた、リーダー・リーダーシップ
についてお話ししていきたいと思います。
 
リーダーとは、役職とは違いますね。
外資系の企業などで、チーム長、
その専門を取りまとめる中心人物という意味で、
役職にLeadを使ったりしますが、
Leaderとはしませんよね。
 
リーダー、もしくはリーダーシップとは、
役割だったり、資質だったりを意味していて、
リーダーと名のつく人は特別な存在という
イメージがあり、リーダーシップとは
特別な資質と思われるかも知れませんね。
 
 
動詞のLeadとは、「率いる、導く」
という意味ですね。
それに、erがついて、〜する人という
意味になる。率いる人、導く人。
それが、Leader。
 
Leaderにとって大事なのは、
では、どこに率いるのか?
導くのか?なのです。
 
目的地がどこなのかによって、
そのリーダーが率いる人々が
どこに到達できるのかが変わってきます。
 
 
私は大きく言えば、リーダーは
コーチであると思っています。
コーチはもともと、馬車を
意味するCoachから派生しました。
 
人を目的地まで引っ張っていく乗り物、
それが馬車。馬車は乗客を
「乗客の目的地」に連れていくことが役目で、
勝手に「馬車が連れて行きたいところ」に
乗客を連れ回してはいけない。
 
乗客がどこに行きたいと思っているのかを
確認し、(時に目的地の設定を手助けし)
そこへ到達することを助ける。
 
 
乗客は一人の場合もあるし、
複数人の場合もあるし、
その複数人の中の組織の
一員であることもあるかも知れません。
 
リーダーというと組織の一員である
イメージが強くはなりますよね。
しかし、外部コーチで例え
組織には物理的に所属していなくても、
心理的に大きな影響を与えている。
バーチャルな場の一員なのです。
 
いずれにせよ、組織の可能性を引き出し、
ベストなパフォーマンスを実現するためには、
リーダーの存在(コーチの存在)が
とても大事になってくるのです。
 
そして、繰り返しになりますが、
その過程において目的地の設定
(ゴール設定)は非常に重要なのです。
 
 
忘れがちではありますが、
私たちは他者のリーダー・コーチである前に
まずは、自分自身のリーダーであり、
コーチです。
 
自分が望んだ方向に人生を舵取りしていくのは
他でもない自分自身です。
自分の意思で、望みを全うしていく。
 
時には自分の内側に2つの(もしくは複数の)
異なる存在がいて、葛藤を起こしていることも
あるかも知れません。
 
その時に、私はどうするのか?
という一つの判断を下し、
それに応じた言動をとる。
 
自分の人生を主体的に生きること。
オーナーシップを持って、
望んだ方向に進めていくこと、
これがセルフコーチングであり、
自分の中でのリーダーシップです。
 
 
だからこそ、私たちは誰もが、一人一人が
必ずリーダーなのです。
まずは、自分自身の人生の。
 
そして、この言葉の意味は
それだけにとどまりません。
 
リーダーは役職でなないのです。
リーダーには求められる資質があり、
それがリーダーシップであるかのように
思われがちですが、
私は、リーダーシップとは
マインドセットではないかと考えます。
 
つまりは、自分はリーダーだという意識。
他者や組織をより良い方向に率いるために、
自分は何ができるか?
心構えと言いますか、心持ちともいいますか。
他者や組織に対しての姿勢、
つまりゴールとも言えます。
 
他者と交流し、そしてなんらかの
人の集まり(つまりは組織)に所属す/関われば、
個々人には必ず何らかの影響を与えます。
多かれ少なかれ、それが、プラスの方向であれ、
そうでない方向であれ。
 
では、自分はどういう影響を与えたいのか?
他者や組織が望む方向に向かうお手伝いを
したいのか?
 
それを真剣に考えた上で、ゴールの
実現に近づいていくような何らかの言動を
とっていくことができれば、もうその時点で
リーダーシップは発揮されているのです。
 
 
近年、企業組織のあり方にも
縦に何層にも階層があった構造から、
階層が取り払われてよりフラットな形への
移行が見られます。
 
階層が深くなればなるほど、
情報の伝達や指示が伝わるのに時間がかかり、
またその内容が途中で形を変えていく
かも知れません。
 
また、役職者が増え、
日々の業務や行動が役職に縛られる
可能性も高くなります。
 
階層が少なくなれば、その逆であることが
メリットであり、最も大事なポイントは
一人一人がリーダーシップを発揮できる機会が
増えることです。
 
もちろん、リーダーシップは
意識ですから、自分もリーダーだ!という
意識を一人一人が持っていることが
大前提となります。
 
 
世の中が目まぐるしく変わる時代で、
指示を待っていては、判断が遅れることも
あります。
 
あらかじめチーム・組織において
目的地であるゴールを合意しておいて、
それを実現できるように、各人が
裁量を持って、柔軟に対応していく。
 
それぞれが、当事者意識を持って実行していく。
これが、ハイパフォーマンスな組織で求められる、
リーダーシップの形なのだと思うのです。
 
 
これを読んでくださっているみなさま、
誰もが、一人一人がリーダーです。
あらゆる人との関わり、どこででも、
リーダーシップは発揮できます。
さあ、みなさんはどうされますか?
 
 
何か参考になるものがあれば
お役に立てていただければ嬉しいです。
 
今日もお読みいただきありがとうございました。
 
椎根慶子
 
 
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