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モチベーションの源

東京は昨日に引き続きしっとりとした
お天気です。
 
新年度も始まり、新たな目標設定をして
動き出そうとされている方も多い時期なのでは
ないでしょうか?
 
 
モチベーションアップ、やる気を出す、など、
掲げたゴールに向けて動き出していく
気持ちの面での原動力を高めていくには
どうしたら良いか?と
考えていらっしゃる方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか?
 
モチベーションは自分自身が対象で
使われることもありますが、
他者のモチベーションを上げる、
というケースで使われることの方が
多いですよね。
 
他者のモチベーションアップも、
自分自身のやる気を高めることも、
実は、マインド的な仕組みは
同じことなのです。
 
他者のモチベーションアップを
できるか?と聞かれれば、
間接的にはイエス、なのですが、
実は、直接的にはノー
つまり、自分自身がスイッチを
入れないと作動しないのが
モチベーションなのです。
 
 
社員には◯◯のようになって欲しいから
そちらに向かうようにモチベーションアップ
して欲しい。
 
子供がもっと勉強するようにコーチングで
なんとかして欲しい。
 
コーチとしてお仕事していると
こんな要望をいただくこともあります。
 
しかし、前述の通り、
状況によってはそれは無理なことがあります。
 
 
モチベーションの正体は、
臨場感の高いコンフォートゾーンに向かって
動く力なのです。
 
ちょっと難しい表現ですね。
つまりは、自分がどうしても実現したい
ゴールがあって、それに対しての情熱が溢れて、
きちんとイメージできていて、
実現できている実感がとても強い状態が
あってこそ、モチベーションが働くのです。
 
また、現状がとても心地よいのに、
無理矢理望まない方向へ引き込まれると
(恐怖や賞罰、命令などによって
コントロールされると)、
一瞬はそちらに向かって動いたとしても、
すぐに、元の状態に戻ってしまいます。
 
なぜなら、元の状態の方が自分にとって
居心地が良いコンフォートゾーンであり、
自分にとって現実味の高い場所
(臨場感が高い場所)だからです。
 
 
北風と太陽の童話を思い出してください。
北風は力任せに強風を当てて、
旅人の洋服を無理矢理脱がせようとします。
 
しかし、旅人は、コートが飛ぶのを
全身を使って阻止します。
 
太陽は、暖かい日の光で
いとも簡単に旅人のコートを脱がせてしまいます。
 
無理矢理は効果がない。
自ら望んで行動を起こさせることが
一番効果がある。ということなのです。
 
 
モチベーションとは、
どうしてもその願いを叶えたいという
本音のゴール、意思、意図、情熱が
源となって起こるものです。
 
目的地であるゴールがあるからこそ、
しかも行き先が望んだ先であるからこそ
起こるエネルギーなのです。
 
 
自分自身のやる気を奮い立たせたかったら、
自分が本当に心から実現したいことは
何か?その本音のゴールを
自らの本心に確認して、
納得し、実感することです。
 
そして、他者のやる気を高めたかったら、
他者自身が心なら望むゴールを探すことを
手助けすることが大切です。
 
これは、他者が自ら望むゴールであることが、
肝なのです。自分の望む方向に
他者を誘導しようとすると、
その他者がそれを望まない場合、
抵抗しようとする力の方が強くなり
うまくいきません。
 
これは組織においても同じです。
組織の構成員のやる気を引き出したかったら、
メンバー全員が心から望んで
自ら自主的にゴールの実現に貢献したいと
思うようなゴールを組織として
設定することが大事です。
 
メンバー全員の望みを包括するような
ゴールですから、それはとても
高いゴール(抽象度の高いゴール)、
多くの人々や社会の発展につながる
ゴールである必要があります。
 
 
自ら「やりたい!」と言う意思の力、
そしてそれを実現できる!と言うマインド
の力は本当に絶大です。
どんなに大それたことでも
叶えてしまう力を持っているのです。
 
みなさまが自分の本当の望みを知り、
それに向かってどんどん進まれている姿が
思い浮かびます。
 
 
何か参考になるものがあれば
お役に立てていただければ嬉しいです。
 
今日もお読みいただきありがとうございました。
 
椎根慶子
 
 
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