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渦中にある時ほど感情のコントロールを

先日の台風は凄まじかったですね。
みなさまは大丈夫でしたでしょうか?

今回は早くから台風が来ることが
予想されていたので、
備えができていた方も多かったように
見受けられます。

関係各所の方々も尽力してくださり、
自分や大切な人の身の安全を
守るような声がけが続いて
いましたね。

営業を中止する店も多く、
従業員の安全確保への
配慮も見られました。

もちろん完璧ではないですし、
被害に遭われた方もたくさん
いらっしゃるのですが、
少しずつ、社会の動きが
変わってきているのだな、と
感じます。


我が家の唯一の被害は、
台風が一番激しくなった時に、
外から通気口に突風が
吹き込んできて、内側の
シャターが外れて家の中で
舞ったことです。

蓋の役目を果たす、
シャッターが閉じなくなり、
外からゴウゴウと
湿った空気が入り込んできて、
どうしたものか。。。。と
一瞬固まりました。

しかも、その通気口の中が
汚れていて、白い壁と床に
汚れが飛び散ってしまいました。

何か困ったことがあれば、
建築に詳しい、兄夫妻に
連絡するように、母から
言われていたので、
夫妻から指示を受けて、
通気口をタオルで塞いで
なんとかしのぎ、
ほっとして、
兄としばらく
おしゃべりしていると、
既に台風のピークは去って
外が静かになっていました。

こんな時にも冷静に
家族で協力しあえるって
いいな〜と嬉しく、
ありがたい気持ちに包まれました。


翌日は、汚れた壁を拭いて、
ついでに家中拭いて、
そして床の雑巾がけも
念入りに行いました。

家中が綺麗になりましたよ。

そして、ワールドカップラグビー
日本対スコットランドの試合を
現地で観戦することができました。

本当に素晴らしいゲームで、
両チームの選手からは、元気と
勇気をもらいました。

台風の影響で、開催が危ぶまれて
いましたが、無事開催されて、
開催に向けて尽力してくださった、
関係者の方々には感謝です。


天災の猛威は
コントロールできません。

そんな中でも、コントロール
できること、それは私たちの
感情です。

感情優位になると、
論理的な思考がストップ
するのが脳の仕組みです。

つまり、恐怖や不安に
襲われた時に、その感情に
飲まれてしまうと、
思考能力が下がって、
しまうものなのです。


人にとって大切なことは、
生命を維持すること。
その生命が脅かされて
いるのですから、
脳は正気ではいられなくなるのです。

Fight or Flight、
逃げるのか、戦うのか?
原始的な脳が
優位になり論理脳の
スイッチはオフになります。

戦うか逃げるかで済んだ
原始時代でしたら、それで
良いのかもしれませんが、
現代は複雑です。
より良い対応をするには、
論理脳が必要なのです。

どんな状況にあっても、
冷静さを保ち、
思考を働かせて、
さあ、今何をすべきか?
さあ、この状況にどう
対応すべきか?
を考える。

それが身を守るために
一番大切なことなのです。


もちろん人間なのですから
不安が襲ってきたり、
怖くなるのは当たりまえです。

怖がっていてはいけない、
と自分を否定していても
かえってその感情を
助長してしまいます。

非常自体ほど冷静に。
冷静さが自体に
対応するための一番の
味方である。

そう、自分に伝えてあげると、
自然と冷静さをとり戻すことが
できます。

ネガティブのスパイラルが
始まったら、まずは
深呼吸。冷静、客観的に
自分を捉えてみようとする。

もしくは、まずは何か
ポジティブなことに
目を向けてみることにより、
感情がニュートラルに戻ります。


私も以前はちょっとしたことでも
すぐにパニックになって、
頭が真っ白になってました。

ちょっといやな予感がする。。。
という状態で、既に
感情が大きく振れて、
思考停止状態に陥って
いました。

でも、今は本当に
並大抵のことでは、
パニックにならなくなりました。

これも訓練の賜物ですね。


人は感情を持って
生まれたのですから、
時には思いっきり
使ってあげてもいい。

でも、頭の片隅には、
ちゃんとそんな自分を
冷静に見ている、
もう一人の自分の姿を
イメージできるようになると、
感情の扱い方がぐんと、
上手になります。


今日もみなさまに
愛と感謝を込めて。

慶子

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