ブログ

「勝つ」ために大切なこと

今日も秋晴れの気持ちの良い日でした。
空気の乾燥を防ぐためにも、時には
雨も降って欲しいと思いながらも、
すっきりと晴れると嬉しいものです。
 
さて、私たちは人生の様々な場面で
「勝ち」を求めているものですね。
それは、スポーツや勝負の上において
だけではなくて、何かある一定の結果を
出すことを「勝ち」と捉えたりもします。
 
「勝ち」は一つの目標です。
しかし、それは、究極のゴールでは
なくて、ゴールに向かうまでの
通過点です。究極のゴールを
目的とすると、勝つことは
その手前の手段とも言えます。
 
 
勝負は様々ですが、
例えるなら、スポーツで
ある試合に勝つこと。
 
就職活動中、転職活動中の方は
内定をもらうことが一つの
勝負かも知れません。
 
そして、素敵な相手を見つけて、
結婚する/入籍する。
それももしかしたら、
勝負と捉える人もいるかも
知れませんね。
 
これらは全て、ゴール(目的)
ではなくて、ゴールに到達するための
通過点(手段)なのです。
 
 
では、どうすれば、これらの
勝負に勝てるのか?
通過点を難なくクリアすることが
できるのか?
 
その鍵は、ゴール(目的)から
意識をそらさないことです。
 
人間というのは、どこに意識を
おいているのかによって、
使える脳のキャパが変わってきます。
 
その先のゴール(目的)に
焦点が当たっていれば、
それに見合うような脳の力が
発揮されます。
 
もし目先の手段を目的だと
捉えてしまい、意識がそこに
一点集中してしまうと、
発揮できる力はそれ相応に
なってしまうのです。
 
 
ある試合で勝つ。
それにはその先のゴール(目的)
があります。
 
今日の勝負が終われば、
また新たな勝負があります。
繰り返していくのです。
 
その一つ一つの試合が
チームを作っていくのです。
その試合にどう臨むか、
それがチームのカルチャー
(無意識の集合意識)を
作っていきます。
 
チームとしてどうありたいか?
究極のゴール(目的)が
あるはずです。そこに意識を
持ち続けるのです。
 
 
スポーツ以外の例に戻ると
内定を得ることが目的では
ないですよね。
結婚もそうです。
結婚がゴールではなくて、
スタートです。
 
その会社でどう自分が
貢献していきたいのか。
何をしたいのか。活躍している
イメージを持つことが先です。
 
パートナーと共に
どんな人生を歩んでいくか、
それがイメージできる、
共有できるからこそ、
結婚するのです。
 
 
勝負のその先がイメージできていれば、
勝ちという結果は自ずとついてきます。
 
勝負のその先の世界では、
自分たちは当然のように
勝っているのです。
勝って当たり前な世界観の中に
どっぷり浸っているのです。
 
 
目先の「勝ち」にこだわり過ぎて
焦せり、苛立ち、不安を
感じていれば、これらの
ネガティブな感情が悪さをします。
 
望んだ未来よりも、望まない現状の
イメージが脳に鮮明に刻み込まれて
望まない現実が繰り返されます。
脳はより鮮明なイメージを
現実化させるからです。
 
勝つための戦略や戦術も大事です。
でも、気をつけなければいけないことも
あります。
 
先制点を取るとか、
ハーフタイムまでに先行する
(◯点差取る)と
「勝つ」という手段よりも
さらに細かい通過点を設けると、
脳がそこにロックされて視点が
下がる可能性があるのです。
 
もし、これらの通過点を希望通りに
進むことができなかったら。
人のセルフイメージは
(チームのセルフイメージは)
いっきに下がります。
 
例えば、30歳までに結婚する。
というのも同じことです。
その時点でそれが実現できて
いなかったとすると、絶望的な
気持ちになってしまうのです。
 
通過点を望むような結果で
通過できなかったところから、
気持ちを立て直して
前向きに目標を再設定することは
容易ではありません。
 
 
順番としては、目先から未来ではなくて、
未来から目先です。
 
まずはどうありたいかという
究極のゴール、ビジョンを見据える。
 
その上で、現在に集中して、
力を尽くす。
 
 
何のためにこの試合に臨んで
いるのか?そこに立ち返って
エネルギーチャージするのです。
 
そして、例え、先制されようと、
点差が大きく開こうと、
そこから勝つことは可能である。
そう信じ続けるのです。
 
もう無理かも、ダメかも、
そういう考えが脳裏をよぎった瞬間に、
私たちのエネルギーはダウンします。
 
勝つことは無理でも、
点差を縮めよう、とか
目標を下げると、その下げたところまでの
エネルギーしか出ないのです。
 
何があってもゴールは下げないのです。
 
 
何くそ!という悔しい思いが
力をくれることもあります。
でもそれは極めて短期的です。
長く続く、溢れるようなエネルギーは
その先の本音のゴールからしか
湧いてこないのです。
 
勝ったその先に実現したい
未来の、世界観、
それはなんですか?
 
ぼんやりとでもそれが見えてくれば、
様々な勝負に勝つことが可能になります。
 
これは、あくまで結果論。
結果は自然についてくる。
世界観があれば。
イメージが先、結果が後なんです。
 
 
何か参考になるものがあれば
お役に立てていただければ嬉しいです。
 
今日もお読みいただきありがとうございました。
 
椎根慶子