企業と個人(従業員)の関係性の変化
お正月モードから通常モードに
切り替わってきましたね。
昨今、企業とそこで働く従業員の
方との関係が大きく変化していると
感じます。
企業を取り囲む外部環境、
つまり、世界、社会の構造など
大きく変化していますし、
企業で働く人々を輩出する
教育も変化していますね。
私自身も、大学卒業してから
ずっと企業とは深い関わりが
あります。就職して、
大学院で2年間ビジネスを学んで、
そして、長く企業勤めをして、
ここ3年ちょっとは、
コーチとして外部から企業さんと
関わらせてもらっています。
そんな時の流れの中でも
ここ数年の変化は本当に
めまぐるしいと感じます。
企業に勤める、何らかの
お仕事をするにしても、
働き方、雇用形態も
多種多様になってきました。
従業員は「企業に雇われるもの」
であり、会社は社員を
「管理するもの」である
という常識も崩れ始めて
いると感じます。
以前は、従業員は放っておいたら
(自由にしておいたら)
成果を出せない。
会社側がお尻をたたいて
(モチベーションを上げて)、
何をやるか細かく指示しないと
動かない(怠ける)。
という前提だったように
思うのです。
単純に言えば、
企業が上に立ち、
その下に従業員が
並んで存在するという形態。
やるべきことが抽象度の
低いところで決められている
(行動単位で決められている)
ことが多いので、仕事が
やらねばならないこと(have-to)に
なりがちで、会社によっては
従業員は厳しく統治されている、
(見張られている、管理されている)
コーチング用語で言うところの
コアーシブな状態に陥りやすいのです。
会社側が従業員に任務を果たす、
責任、義務を突きつけるのであれば、
従業員は、自分の社内のおける立場、
権利を主張する。
ときに、権利と義務を主張し合う、
抽象度の低い争いになることも
あったのではないでしょうか?
一方で、現代型の進化した企業は
この真逆です。
企業と個人の関係も対等。
大前提として企業が本気で
目指している大きなビジョンがある。
そこに集まってくる個人は、
この組織で自分が
成し遂げたいゴールがあり
目指している方向性は
一致する。
だからこそ、自らが望んで、
この企業に貢献したいと、
自然と内側からエネルギーが
湧いてくる。
企業側は、従業員とゴールを
共有し、方向性の確認を行いつつ、
個人が存分にパフォーマンスを
発揮できる場を整えるのが仕事。
企業側が、細かく個人管理
(ある意味コントロール)する
必要はない。
根幹となる部分が同意できていれば、
個人の発展が
会社の発展につながり、
会社の発展が個人の発展に繋がる。
人の、組織集団のマインド
(脳と心)の仕組みが上手に働き、
圧倒的なパフォーマンスを
発揮するのです。
企業が本気で目指すビジョンが
全てにつながってきます。
それが全従業員の共通認識となる。
内部コミュニケーションのベースとなる。
そして、外部コミュニケーション、
マーケティング、PR、
セールス活動も。
全ての源流には、企業が目指すゴールが
あるのです。
企業と個人の関係について
話してきましたが、
私たち個々人にとってまず
大事なのは、自分自身です。
自分がどんな人生を送りたいか。
それを職業を通じて
どう実現したいのか?
自分の持てる力をどのように
発揮することで、企業に、
そしてその先の社会に
貢献したいのか?
ここで初めて、
企業でそれを実現したいなら、
どんな企業で実現したいのか?
が決まるのです。
自分自身にそのビジョンが
ないなら会社を選ぶことも
できないのです。
まずは、自分。
自分のゴールがしっかりしていれば、
必ず、それを実現できる場である。
企業は見つかります。
自分の人生、どこまで行きたいのか?
私たちには無限の可能性がある。
制限を外して、
もっともっとはるか先へ。
今日もありがとうございます。
愛と感謝を込めて。
慶子
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