それは本当に「ねばならない」(have-toな)ことなのか?
昨日の夜は少し冷えて、
今シーズン初、お布団を
引っ張り出して寝ました。
これでもう本格的な秋だな、
と思いきや、今日も外は
やや暑いですね。
多少の気温のアップダウンも
楽しめる本当に良い季節です。
さて、今日は、前回の記事
の補足です。
人間の本能の根底的なところに
現状を維持したい、
できればなるべく楽をしたい、
という気持ちが備わっています。
恐怖心、不安感、ねばならない(have-to)
で行動をしないで、ゴールを見据えて
望んで(want-to)で行動する方が
うまくいきやすいと、
前回の記事で書きました。
だからね、そうか、
やりたくないことはしなくていい。
と変換して、では、やーめた、
となるのは簡単です。
本能では現状維持したい、
サボりたい(もとい・・・
ラクをしたい)ので、
心から望んでないから、
やめとこ、とするのは
簡単なのです。
しかし、本当はできることなら
やりたいし、実現したい、
けれど、どうせ自分には
できっこないから、という
諦めの気持ちから、
「やりたくなかったことにしておこう」
というのは人間の得意技です。
これを創造的逃避と言います。
英語では、creative avoidance
と言います。
前述の、「やりたくなかったことにしよう」
にも働きますし、
have-toなことを避ける
ために、脳がクリエイティブに
言い訳を作る事も意味をします。
たとえば、どうしても
会社に行きたくなくて、
家の鍵が見つからなくなったり、
お財布やICカード、入館証などが
なくなってみたり。
急にお腹が痛くなったり、
発熱したり。
無意識がものすごい創造力を
発揮して、嫌なことをしなくて
済むようにしてしまうのです。
これも創造的逃避です。
そして、今回話題にしているのは、
本当はどうしても実現したいのに、
無理だろうからと、
自分自身や周りに納得させるような
要因を無意識がクリエイティブに
引き起こす、創造的逃避です。
よく言われる例としては、
イソップ童話のすっぱいぶどう
がありますね。
高い木になる美味しそうなぶどう。
それを見たキツネは、そのぶどうが
食べたくて仕方がないけど、
ジャンプしても手が届かないから、
「あのぶどうはすっぱいに違いない。」
として、諦めようとするのです。
人の脳は自分の都合の良いように、
働くのですね。
都合が良いと言っても、
ゴールの世界観にとって
(ゴールを実現するのに)
都合が良いわけではないのです。
残念ながら、現状維持するのに
都合が良いように
働いてしまうのです。
これは、have-toだ、
と結論づける前に、
本当にそうか?
自分に聞いてみてください。
もし、できる、できないの可能性を
排除したとしたら。
もし、できると仮定したとしたら、
実現したいのか?
様々な条件を排除した時に、
本当の自分の望みは
見えてくるものです。
私たちは無限の可能性を
持っています。
できることを前提にしてみる。
そうすれば、現実がどんどん
変わってきますよ。
現状維持がお得意なのが
人間なのですから、
新たな世界に挑戦するのは
怖くて当たり前。
逃げようとしている自分を
避難する必要もありません。
怖いのだね。
でも、やりたいのだよね。
そうやって優しく語りかけて
あげましょう。
大丈夫、あなたなら
できます。
今日もみなさまに
愛と感謝を込めて。
慶子