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多様性の真価

昨日の秋分の日を経て、
今日はまた夏を思わせる暑さでした。
それでも、どこかカラッとしていて
過ごしやすかったです。
 
時間は着実に流れていき、
すでに昼と夜の長さが同じ、
日の入りが17時台になっていることに
驚いています。
 
 
今日は、多様性についてお話しして
いきたいと思います。
オリンピック、パラリンピックも含め、
仕事上でも、日常生活でも多様性は大事だという
ことを耳にされる方も多いのではないでしょうか?
 
Diversity (Equity) & Inclusion
略して、D (E) &Iとも言われますね。
Diversity・ダイバーシティ・多様性、
が生きてくるのは、後半のInclusionがあってこそです。
 
多様性があっても、それがただ
個別に存在していて交わりがなければ
意味がない。多様性がInclusion、
包み込まれて、受け入れられて、
尊重されて、交わって、高めあってこそ
価値が生まれてきます。
 
 
職場においてのD(E)&Iと言うと、
女性の活躍だったり、
LGBTQ+だったりと、
外側の多様性と
捉えられがちです。
 
しかし、それだけではなくて
マインド、考え方、価値観などの個性、
内側の違いというのも
多様性なのです。
 
多くの人が、自分はこの場に馴染めない、とか、
自分の意見が尊重されていない、とか、
疎外感を感じたことが
あると思うのです。
それらもD&Iの課題なのです。
 
 
認知科学においては、抽象度という概念が
とても重要ですが、抽象度が高い状態は
多くを包摂する(包み込む)のです。
 
あれでないとダメ、これでないとダメ。
ではなく、
あれもイイ、これもイイ。
 
色んな考え方があって良い。
全ての意見が尊重される。
自分の本音を伝えても良い。
 
違うから良い。その違いを受け入れて
より高いところで統合していくことが
まさに抽象度を上げることです。
 
様々なアイディアが土俵に上がって、
融合されて、創造力が膨らんで、
イノベーションが起こっていく。
まさに、多様性の真価はここにあるのです。
 
 
個々人の多様性はどんどん拡大しています。
つまり、私たちが生活する社会そのものが
多様化している。それであれば、提供される
製品やサービスに求められるものも
多様化してきます。
 
その多様な社会に価値を提供するなら
提供する側が多様化していく必要がある。
これを実現するためには
提供する側の組織において
多様性がIncludeされる場づくり、
カルチャー醸成が大事なのです。
 
 
心理的安全性、安心安全な場づくり
ということで、企業における経営課題にも
取り上げられていますね。
 
この心理的安全性というのは、
認知科学で言うと、
コンフォートゾーンのことです。
 
企業が発展を目指すのであれば、
組織の目指すゴール
(Mission/Vision/Values/Purpose)は
社会の発展につながるような、
高いところにあるべきなのです。
 
ということは、コンフォートゾーン自体も
高くなり、必然的に多くの人を包み込むような
安心安全を感じられる場が
形成できるのです。
 
認知科学の考え方で説明すると
ちょっと難しいですかね?
 
 
強い組織とは、個が個人のままで
尊重されるところです。
個人の存在価値が認められて
安心感を得られるからこそ、
組織が向かっていこうとしている
高いところを目指して、
自分の力を思う存分に発揮していこう
と思えるのです。
 
成果を出せ!が先ではなくて、
成果を出すためには、まずは、
個性を100%認め、大切にする。
個の可能性を信じるのです。
 
そうすれば自ずと、個の力が
引き出されてきます。
 
一人一人が尊重されて、個々人が輝けば、
あなたもすごいし、
私もすごいし、
私たちはすごい、
の連鎖が起こり、
多様性が生きてくる場が
形成されていくのです。
 
 
今日はこの辺にして、
また補足していきたいと思います。
 
読んでくださりありがとうございます。
 
 
 
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