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コーチングとリーダーシップ

6月になりましたね。梅雨の気配も
感じられます。
 
YouTubeの動画を作成しました。
今回は熱が入り過ぎてしまい、
ちょっと長めです。
 
 
テーマはコーチングとリーダーシップ
ということで、この二つの共通点、
組織を成幸(成功)に導くリーダーの
マインドについてお話ししています。
 
何か、面白い、使えそうと思えることが
あれば拾っていただければ幸いです。
 
 
コーチ(ング)は「馬車」が由来。
馬車は乗客を目的地に連れて行く人。
目的地は、乗っている人の目的地であり、
勝手にコーチが思う目的地に
連れて行ってはいけない。
 
コーチとはEnablerである。
En+able+(e)r 
人は無限の可能性を持っていることが
前提である。
 
できないからやってあげる。
では、なくて。
人が可能性を発揮することを手助けする人。
前提は、そもそも人には、可能性、
能力が備わっていること。
 
Enableするためには、目的地が必要。
時に、乗客が目的地がわかっていないこともある。
その時は、乗客の目的地がどこなのかを見つけることを
手助けすることもできる。
しかし、あくまで乗客の視点であること。
 
 
目的を共有する集団を組織と呼ぶ。
企業、スポーツチーム、NPO、
教育機関、医療機関、
そして家族も組織である。
 
組織の場合、馬車の乗客が増えて
いるということ。
乗り物は車、バス、電車、
ジャンボジェット・・・など
いくらでも大きくなる。
 
集団としての目的地があることが大切。
そして、(抽象度)高いレベルで
ゴールを共有すること。
 
組織を構成する全員が全く同じ目的を
持つことは不可能。
一部であっても共有できれば良い。
全員の望みを包み込む、
それぐらい高いゴールの設定が必要。
 
例えばジャンボジェットの
パイロットだとして
乗客は皆、「ニューヨークに行く」という
ゴールを共有しているとする。
乗客にはビジネスの人も観光の人もいる。
ビジネスでも様々な業界、
様々なセッティング、
観光でも、芸術、ブロードウェイ、
ショッピング、食事、友人に会う
様々な目的があるが、
「ニューヨークに行く」
「ニューヨークで有意義な時間を過ごす」
という共通のゴールがある。
 
ニューヨークに行くというのは例え話。
これが(抽象度の)高いゴールかどうかを
議論しているのではない。
必ず全員を包みむことができる高いゴールがある。
(以前の動画でも話した通り)
 
全員が納得いくようなゴール?!
組織においてもこういったゴールが必要。
「とても難しい!」できるのか?
と思うかもしれませんが、
もちろん、できるのです。

全て意識に上がっている
意識的なゴールでなくても良い。
無意識に望んでいることで良い。

自分のことに忙しくて、
意識できていないだけかもしれないだけで、
人は本能的に他の人のためになりたい。
他の人の幸せに貢献したいという性質が
備わっている生き物であることが
科学的に理解されつつある。
 
 
SDGs: Sustainable Development Goals

17のグローバル目標と
169のターゲット(達成基準)から成る
国連の持続可能な開発目標(Wikipediaより)
 
※勢い余って、Sustainableを
Socialと言ってしまいました。
“Sustain”というと、維持や修正に
意識が向いてしまいますが、
本来はGoalsですので
共存共栄しながら発展的な未来に
目を向けているものです。
 
 
環境、人権、など
一国の問題ではなく、密接に絡みあっている。
共通のゴール。課題
課題を超えてその先に見ている世界の
共通の認識。ゴール(ズ)
企業活動の延長がこの世界的なゴールの
方向性と調和していることが大切。
 
組織の理念、ビジョン掲げているところ。
フィロソフィー、バリュー
に立ち返る。看板としてただ抱えているだけ
ではなくて、本気で取り組む。
 
 
ゴールがあれば、そのゴールを実現を可能に
していくことに見合った人が集まってくる。
ゴールの方向性(つまりコンフォートゾーン)
に合わない人は、去って行くが、
それが自然。悪いことではない。
 
 
コーチはenablerであり、
人を目的地まで連れて行く人、
つまり、組織のリーダーも
コーチであるということ。
 
リーダーはコーチである。
リーダーというと特別な素質を
持っている人だけに感じるかもしれないが、
1:1の関係から始まる。
 
相手に何かenableしようとする、
ゴールの実現のために何か良い影響を
与えようとする、それでさえもリーダーシップ。
全ての人がリーダー。
 
コーチ(リーダー)の役割
①目的地(ゴール)の設定する
(設定を手助けする)
②可能性を引き出す
 

 1990年代後半から2000年代初頭に
ビジネ界ででリーダーシップがはやった。
グイグイ、とにかく、引っ張って行く。
意思が強くて、時に無理やり?
恐怖や権威を利用する、
支配的、管理的なイメージに
私自身は抵抗感を感じていた。
 
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動画収録後補足:
上記のようなリーダーシップの
スタイルを英語でType A leaderとかDriverと
言ってました。
後に、そこから転じて、
リーダーのタイプ別診断や
Situational leadershipが
流行ります。自分の特性や
相手の状況に応じた
リーダーシップの形が
重んじられるようになりました。
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同時に、チームワーク論も流行る。
私自身にとっては、こちらの方がしっくりきた。
チームの一人一人が、何らかの形で貢献する。

自分の中での結論は、

Leadership is to take an initiative 
for the better of others.

リーダーシップとは他者のために自ら進んで、
何かしらのイニシアチブを取ること    


コーチ(リーダー)は前に出て
引っ張るだけでなくて、横で伴奏もする。

職位的な上下ある場合でも、
全ての人は尊い。人の価値に優劣はない。
 
組織を構成している一人一人が尊い
お互いに敬意を払う。

 
リーダーだけが高い視点を持っていれば
良いのではなくて、チーム全体で
同じ高いゴールを見れるように、
お手伝いして行くのもリーダー。
 
高いゴールを見ているから
全体を俯瞰して見れて、
自分ができることを率先してできる。
組織がうまくいく。
パフォーマンスが高くなる。
 
 
コーチ=目的地に連れて行く
=人の可能性を引き出すenabler
=リーダー
 
今日もご覧いただきありがとうございました。
 
 
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