社員を信頼する会社
今日は天気も回復して気持ちが良い日ですね。
体調を崩しており家にこもっていますが、
外を眺めていると気分があがります。
会社が組織として発展していく
大きな要素に「信頼(信頼関係」
があります。
表題にも書きました、会社が社員を
信頼すること、とは、つまりは、
会社というシステム、経営者、
集合体の組織が、それを
構成する一人一人を信頼している。
お互いの信頼関係がある。
会社の仕組みそのものが、
社員に対する信頼の元
成り立っているということですね。
「性善説」で社員を見てます。
“We believe in people.”
色々な経営者の方とお話し
していると、この考えが
嘘偽りなく浸透している会社は
本当に発展しています。
コーチングの大前提は、
「人は無限の可能性を
持っている」です。
まずは、この人が持っている
可能性を信じること。
人の存在意義、
人が生まれ持ってきた身体、
「脳」という機能に秘めた
可能性。そこがベースなのです。
この人の可能性を心から信じる人が
可能性を引き出すことができる人です。
これは、自分自身に対してもそうですし、
他人に対してもです。
このぐらいだろう、
こんなもんだろう、
出来ないに決まっている、
と思っていると、その通りになる。
それが、人間の脳のカラクリ。
人の可能性を信じられる職場が
醸成されれば、自ずと
パフォーマンスは発揮されるのです。
事業がうまくいけば、社員のおかげ。
うまくいかなければ、経営者の責任。
チームが勝つのは、選手のおかげ。
チームが負ければ、監督の責任。
もちろん、トップだけの責任では
決してないですが、
決してないですが、
本当にここまで思えている
人の可能性にコミットできている
経営者、指導者は最強だなと
思います。
従業員がどうしようもないから
どうにかしてくれ。
選手がどうしようもないから
どうにかしてくれ・・・・・
経営者自身が、指導者自身に
変革の意思がなければ、
組織は一向に発展しません。
もちろん、組織やチームの
構成員にも責任はあります。
部分が全体を作り、
全体が部分を作るのです。
大切な一部であり、
一人一人が大切なリーダーです。
「信頼」が全ての根本です。
嘘をつかないとか、
手抜きをしないかとか、
ごまかしたりしないか、
とか、そういうレベルの話では
ありません。
人は本来、目的志向です。
その「目的」がどこに設定されるか
によって、出せる能力が変わります。
人は本来的には、現状維持を
したがる生き物です。
だからと言って、
現状維持でいいのか?
もっともっと高みを目指せるのか?
もっと高みを目指せる人間だ!
もっとできるのだ!
自分でそう思うことが、
全てのスタートですが、
他者からそのような目で
見てもらうことによって、
スイッチが入るのです。
自ら内的に自主的に、
やりたいという気持ちが
沸き起こってくれば、
この目的、つまりゴールに
向かって大きなエネルギーが
湧いてくるのです。
モチベーションを上げるとは、
このスイッチを、社員が
自らゴールに気がついて、
自らそこへ向かう力を
湧き起こすことを手伝うことです。
お尻を叩いたり、無理やり引きずって
連れていくことでもないのです。
(あくまでイメージ的な表現です。)
まず、信頼、そこから勝手に
パフォーマンスが上がってくる。
まず先に、「できる」と信頼して
しまうのです。たとえ、まだ
結果は出ていなかったとしても。
本来は万人にできればいいですが、
そうでなかったとしても、
縁あって、ある会社の社員になった、
あるチームにスカウトされた。
であれば、この場にいる一人一人を
信頼することは、難しいことでは
ないはずです。
組織を去る時にこの信頼がなくなるとも
違うのです。
信頼の元で、どんどん進化して
パフォーマンスを発揮したからこそ、
他からスカウトされたのです。
そんな素晴らしい人財を輩出できたと、
誇りに思うところなのです。
長くなりましたので、
今日はこの辺で。
今日もありがとうございます。
愛と感謝を込めて。
慶子