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叱るのは誰のため?

雨風が強い日が続いて
いますね。

こんな日は家で
電話セッションしながら
家事ができることが幸せです。
先ほど、雑穀米を炊き始め
ました。5時間かけてじっくり
作ります。

昨日はこの天気の中
出かけました。暑さも伴って
服や髪が乱れると、
気持ちも乱れなくはないですが、
こういう風も嵐が自分の
マインドの世界観(ゲシュタルト)
をいい意味でかき乱してくれて、
リセットさせてくれます。
それも良いものです。

 

さて、先日ブログで書いた
親が子を叱るということに
関連して今日は書きたいと
思います。

人を叱るとき、
それは親子だけではなくて、
指導者が、教育者が、
上司が部下を叱るという
ことにおいても
同じですが、
叱る行為の裏には
どんな心理が働いて
いるのでしょうか?

もちろん、愛が溢れて
相手のためを思って、
ちゃんと理解してもらいたい
強い思いで、叱る
という行為に繋がることも
ないことはないかも
しれません。

でも、伝えたいことを
冷静沈着に伝えるのでは
なくて、声を荒げて
「叱る」という行為に
なることには、
叱っている側に
怒りや悲しみなどの
感情がともなっている
場合が多いのでは
ないかと思います。

 

また、叱ることが、
目上の者としての
責任と捉えることも
あるかもしれませんね。

公衆の面前で
大声を出す子供。

親なのだからしっかり
管理してよね。
そういう他人の目に
対して、
私はちゃんと
親としてしつけをしてます。
親として責任果たしてますよ。
そうアピールをしたくて
叱ることもある。

もしくは、子供が
した行為を恥ずかしく
思って(恥をかかされた
ことに対する怒りから)叱る。

自分の言うことを聞かないから、
自分がないがしろにされたと
悲しくなって、叱る。

こういう、大人側の事情、
叱る側の立場が
大いに絡んでくることが
あるのではないでしょうか。

 

相手を自分の都合に
合わせたい。
コントロールしたいと
いう気持ちがある。

相手もそれを察知するので、
叱る側の思惑とは反して、
なかなか迷惑な行為を
やめなかったり、
聞かなかったり。

ここでも、
push/push-back
(押したら押し返す)
が働くのですね。

 

叱る時も、
何のため?を考える。
冷静になって、客観的に
自分を見てみる。

何で自分は叱っているの?

これって叱るべきこと?

それとも、自分の虫の
居所が悪くて、感情的に
なっているのだろうか?

何に対して叱っているの
だろうか?

叱らずに、伝える方法は
あるのだろうか?

冷静沈着に、何が注意に
値するか考え、
どうして欲しいかを
伝えられないか?

これは、「叱る」
に値するほど
程度の高いレベルの
やってはいけない行為
という判断であったと
しても、本当にそうなのか?

叱って感情的になるとき、
無意識に
自分は正しい、
自分は被害者、
相手が間違っている
という自分の正当性を
証明したいという気持ちが
少なからず働いて
いることがあります。

 

コーチの仲間の友人は、
子供を叱ることはない。
子供が生命の危機に繋がる
ような危ないことを
しない限り、
子供に注意することはない
と言います。

普段も、むやみに何かを
止めることはないそうです。
たとえ、それを見ている
他の大人が迷惑そうな顔
をしたとしても。

また、こうしろ、ああしろと
指示をするのではなくて、
どんなことでも、
どうしたい?
と子供に尋ねるそうです。

私も子供コーチングでは
必ずそうします。
(大人ももちろんそうですが。)

子供だから、判断ができない。
判断ができないうちは
親が判断すべき。

そうおっしゃる親御さんも
いらっしゃいますが、
子供はかなり小さいうちから
自分で自分のことを
決められるのです。

少なくとも、
自分で考えて決める癖を
早いうちからつけることは
本当に大切です。
2歳ぐらいからでも
早過ぎはしないのです。

 

親ですら、完璧ではない。
自分が子供をこういう風に
したいというエゴが
働いてしまうのは
避けられないことです。

人にはそれぞれの
信念の世界
(ブリーフシステム)が
存在しているから。

だからすべて子供に
委ねていい、と
言っているのではなくて、
自分の思惑の影響が
大きい。ということに
気づくことが
大切だと思うのです。

 

スポーツの指導者でも
そうですね。

声を荒げて選手たちに
怒鳴りまくるコーチが
います。

もう過ぎたプレーに
対してあれがダメ、
これがダメと言っても、
選手には一向に頭に
入ってこない。

むしろ、怒鳴られている
様子を見て、萎縮して
エフィカシーを下げかねない。
恐怖政治が横行して、
行動の基準が
「監督を怒らせないためには
どうしたらいいか?」に
すり替わってしまう。

チームのゴールを達成する
ためにはどうしたらいいか?
勝つために、強いチームに
なるためには?というゴールは
置き去りになってしまう。

もしくは、あの監督は
いつも怒っているから、
と、選手たちが聞く耳を
持たなくなる。

 

親もそうですが、
指導者は、教育者は
子供、選手たちと、生徒たちと
どんな関係を築いていきたいか、
そのゴールを持つことも
大切ですね。

心理学で「ピグマリオン効果」
という用語がありますが、
相手がどんな人か?と
期待すると、相手はその通りの
反応をするというものです。

学校の先生が、
この子は優秀。
この子は、そうでもない子。
この子は、問題児。
と思っていると、子供は
先生が思っている通りの
パフォーマンスを示すのです。

つまりは、認知科学的には
相手に対するエフィカシー
ですね。

相手はできる子だと、
エフィカシー高く見ていれば、
そのエフィカシーのパワーが
見られている側のエフィカシーを
上げて、そのように
行動するのです。

と、今日も話が広がって
長くなってしまいました。

なにか受け取って頂けたなら
嬉しいです。

 

今日もみなさまに愛と
感謝を込めて。

慶子

 

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