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老後も放任主義のススメ

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昨日の続編です。
親には放任主義で
見守られててすくすく育った私。
自分の親に対しても
放任主義なのです。

3年前の8月、ちょうど
コーチングの大家 ルータイスが
亡くなったのと同じ年に、
父が突然他界しました。

それまで元気印の
父だったので、
その別れは余りにも急で
母も我々子供たちも
急な別れに、ただただ喪失感に
襲われていた時もありました。

しかし、悲しんでばかりもいられません。
父はとても勉強熱心で、
多趣味で、老後の人生を
それはそれは楽しんでいました。

父のペースに合わせることも
多かった母。
父を失った母の世話しなきゃ、
親孝行しなきゃ・・・・と
年老いた母を按ずる時も
ありました。

でも、そんな心配は全くなかったのです。
母は父が楽しんだ趣味の
多くを自分の趣味として習得し始め、
益々イキイキとするようになったのです。

私は、両親が歳をとってからの子供
なので、母は既に高齢です。
でも、その年齢とは思えないくらい、
元気で、若々しくて、
その世代では考えにくいくらい、
パソコンやら、一眼レフカメラやら
使いこなして、
コーラスの隊長やって、
発表会のビラ作りして・・・
最近はiPhoneデビューも果たす。

私が何も心配することはない。
いつも、「こんなことやった、
あんなことやった」と
新たなことに挑戦して、
習得したことを楽しんで報告してくれる。
私は「すごいね。いいね。」と
聞くだけ。尊敬の念で見守るだけ。
「忙しいわ~、でも
充実しているわ~」が口癖。

この年齢になると親子が
逆転することもあるが、
私は親に対して過保護にはならない。
親孝行を押し付けない。

一緒に旅行にもよく行き、
それを親孝行だね、と言ってくれる
友達もいる。でも、自分が行きたいから、
行きたいところが一致するから行く。
友達のような対等な関係。

そして、変わらず、母は私に対しても
放任主義。私が精いっぱい生きていることを
心から信じ、見守るだけ。

老後も放任主義はおススメです。