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放任主義な子育てのススメ

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コーチングを知ってから、
自分の親に対して
とっても感謝するようになった
ことがある。それは、「放任主義」
であったこと。

私は自分がやりたいことや
進学先など、一切、
こうしなさい、ああしなさいと
言われた記憶がないです。

小学校のころから
基本自分がやりたい習い事は
すべてやらせてもらえた。
やってみて、あれ、違った。
と、すぐにやめてしまったこともある。
でも、親はそれなら仕方ない。となった。

逆に親の方から、これを習ってみれば?
と言ってきたことも一度もない。
周りは、中学受験をしている子も
たくさんいたけど、特に受験しろと
言われたこともない。
したいとも思ったことがない。

塾に行けと言われたこともない。
塾は自分から行きたい!と
頼み込んで行かせてもらったぐらい。
自分が勉強したい教材、参考書、
通信教育もこれが欲しいと頼んで
買ってもらっていた。

中学2年生までは、学校の成績も
ちょうど真ん中あたりか
その上、下をさまようような状態。
でも、高校は地元で一番の
進学校に行くと勝手に
自分で決めていた。
親や、親が無理なときは叔父さんを
引き連れて、志望校の学校見学に
足を運んだ。
偏差値が足りる足りないとかは
関係なかった。

やりたいことをやらせてもらえなかった
経験はほぼないけれど、一つあるとすれば
高校在学中の海外留学。
経済的な理由から叶わなかったが、
行くこと自体が反対だったわけではない。

大学生になったら、自分でお金を貯めて
いくらでも行きなさい。
今、思うとその言葉がどれだけ私に
エネルギーをくれたか。
私にゴールが生まれたのである。
じゃあ、大学行くなら、留学制度が
きっちりしているところでないと。
使える英語をもっと学べるところでないと、
という基準で大学を選んだのだ。

模試の判定はよくてもC判定、
いつもDとかEとかだったけど、
自分は受かるに違いないと
どこかで思っていた。
私は父が内心、自分の母校に
進んでほしいと思っているのを
知っていたけど、
自分が行きたい大学に行きなさいと
いつも見守っていてくれた。
そして、第一志望に
合格することができた。
親は有名大学だからと
言う理由で喜んでくれたのではなくて、
私が希望する大学に受かったことを
喜んでくれた。

そう、放任主義・・・というと聞こえが悪いが
子供が自らの力でやりたいことを見つけ
それが実現できることを心から信じ
見守っていてくれた。
それが自分の親だった。

常に私のエフィカシーを上げてくれていた。
時には、ちょっと放任主義過ぎてさみしい・・・
私のこと考えてくれてない。って
思った時期もあったが、いやいや違う。
口を出さずに見守ることがどれだけ
難しいことなのか。
コーチングを学んだ今だからこそ、
自分の親がどれだけ
教育者として素晴らしかったのかが
よくわかる。

私は自分が受けてきた
教育に大変満足している。
他の道はなかったと自信をもって言える。
就職にしても、大学院留学にしても、
転職にしても、その他もろもろの
人生の選択にしても、いつも自分は
主体的に選らんできた。
そうできるように育ててくれたのは
自分の親だ。

そして、今も自分で選んで、
苫米地式という最高峰のコーチングという
いわば教育を受けることに決めて、
コーチとして活動している。

教育とは人の一生を左右する。
子供によい教育を受けさせたい、
成功してほしいと思うからこそ、
親が子供に対しての期待を
押し付けてしまうこともある。
でも、本来の教育は
子供の自主性を重んじて
徹底的に見守ることに
あるのではないかと考える。

教育の場でもコーチングを
広めて行きたいという気持ちが
加速している。どんどん仕掛けて行きたい。